年頭所感「2025年の挑戦:産業用自家消費とネット販促で築く5年後、10年後見据えた成長基盤」

あけましておめでとうございます。

生成AIの普及やデータセンター市場の拡大など、ますます電力需要の増加が予測されています。私たちの業界では、太陽光発電を中心とした自家消費型エネルギーシステムの普及と、エネルギーマネジメントによるエネルギーの最適化が求められています。この取り組みを通じて、持続可能な社会とビジネスへの貢献を目指します。

2025年、エネマネ研究会では、「産業用自家消費案件」と「ネット販促」を軸に、会員企業の成長を支援します。

2025年度エネマネ研究会活動方針

1.産業用自家消費案件

大手企業の脱炭素化や電力価格の高騰により、中小企業でも自家消型システムの導入が進んでいます。一方で、対応できる施工店は限られており、市場は二極化が進行中です。既に多くの案件を手掛ける施工店は、協力店の拡大を求めています。

本会では、会員同士がノウハウを共有し、現場OJTや勉強会を通じてスキルアップを支援します。この取り組みで、産業用自家消費案件に挑戦する施工店を後押しします。

2.ネット販促

新規の顧客獲得のためにネット販促は必須です。しかし、自社のみで一から始めるには高いハードルがあります。

本会は、電気工事店が運営するポータルサイトとの連携を図り、初期コストを抑えつつ問い合わせを増やす仕組みを提供します。

本会会員の強みである、地域密着型で高い技術力や、顧客との長期的な関係性の構築などを積極的にアピールします。中小の電気工事店が、顧客の信頼を獲得し、事業を継続、拡大するための運用スキル習得を勉強会の場で支援していきます。

これら2つの柱は、5年後、10年後の、持続可能なビジネス基盤を築くための取り組みです。本会は、チャレンジする会員が成長できるよう活動を引き続き強化してまいります。2025年も、会員の知見と経験を活かしながら業界を盛り上げて参ります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

エネマネ研究会 会長 福田 勝

 

 

 

 

 

 

 

自家消費型太陽光発電で多くの実績を積まれている、広島県福山市の「エムケイソルテック社」訪問と「キュービクル改造工事」見学を実施(2024年12月15日-16日)

 

全国の太陽光発電販売店・施工店で構成される「エマ研」、今後のターゲットとして〝産業用自家消費〟など掲げる新活動方針を確認